近所の海で2BOYS~暴れん坊男子の困った行動にはこんな対処法も
こんにちは。梅雨の合間の強い日差しに早くも日焼けが気になる季節ですね。
休日のお話。長女の部活の大会だったので、大会が終わってから長男次男と近所の海へGO!!試合会場から徒歩10分くらいの海に遊びに行きました。
私はテトラポットに腰かけ、日傘をさし、2BOYSを見守るのみ(笑)。時々呼ばれてカニをとったり、ヤドカリ集めのお手伝い…。
しばらくすると2人はここでもアレを見つけて両手に持って喜んでいました。
海にいる間中ほとんどの時間、棒を片手(もしくは両手)に持ってウロウロしていました。漂流してきた棒切れがたくさんあってケンカにもならず、波を叩いてみたり岩を叩いてみたり、そうやっているうちに折れたりで思う存分暴れていました。
2人を眺めながらふと男の子について思ったことがあったのでついでに。
カウンセラーとして子どもたちに会っていると、中には攻撃的な行動(石を投げる、棒を振り回す等)をする子どもたちに出会うことがあります。もちろん、人がたくさんいる休み時間の校庭なんかでそんな行動をすると危ないので大人はストップをかけなければいけませんよね。
でも、大人のストップで危険な行動が止まる子であれば、私達カウンセラーの元にはやってこないのです。私のところに来てくれる子たちは、それが難しくて子ども自身も大人も困っていることが多い。
そのようなお子さんとは、カウンセリングルームの中だけでお話しするというよりは実際に大きな石を誰もけがをしない場所で投げさせてみたり、棒を振り回して、叩いて、折って…ということを気が済むまでさせてみたりします。
集団の中でそれをやってしまうと「危険な子」「何をするかわからない子」というイメージが先行しがちですが、このようなお子さんは「やってみたい!」と思ったことを実行しないと気が済まない、実に行動力のある子どもだと私は捉えています。「好奇心が旺盛」と言うとすごく良いイメージですよね。
いろんなことにチャレンジしたいという欲求が、我慢する力を超えている状態だと考えられます。ただ、チャレンジする内容によっては場所や時間を選ばなければいけなかったりするので、その判断を手伝ってあげる。もしくは判断材料を与えてあげると段々と状況の判断力もついてきます。
それまでは、「お友達がたくさんいる時に大きい石を投げると、お友達にけがをさせてしまうかもしれないからこれは先生と一緒にこの場所でやろうね」と約束をします。その子の行動すべてをストップさせてしまうのではなく、許容できる場所ややり方を教えてあげる…それだけでも随分と問題行動は落ち着くものです。
女の子に比べると男の子は往々にして頭よりも行動を先にしがちな気がしていて、そこが可愛いところでもあります。一般的に「悪い」「困った」と取られる行動にもすべてその行動をとるその子なりの理由があるものです。困った面は、子どもの特性すなわちその子にしかない良い面でもあります。大人の捉え方次第で、子どもは才能をいくらでも伸ばすことができます。逆に、特性を一方的に抑え込まれてしまうと、特性の強い子ほど大きくなるにつれて不適応を起こしやすくなります。
子どもの特性を理解してあげられる一番の理解者は、いつも一緒にいるお家の人です。