下を見る勇気!!
子育て中の多くのお母さんは子どもがちゃんと育つように、子どもにとって良いことを…と、それはそれは大きな愛情を持って一生懸命子どもと接していますよね。
しかし今日は、ずばり「下を見る勇気」についてお話します。
子どものころに大体の人が親から言われたことがあると思います。「上には上がいる。したばっかり見てないで上を目指しなさい。」と。
そのせいか、お母さんになっても「これではいけない、もっとちゃんとやらないと!」と、自分の育児や子どもの失敗、他の子どもよりも遅れているとこほなど「できない」ことにダメ出しをしていたり、現状に満足できないで自分の首を絞めて行き詰ってしまっているお母さんは』少なくないような気がします。
また、自分の育児に関して「これでいいのかなぁ。」と不安になったり。これは子育てに関する情報が多いからというのも一つの理由でしょうが、子どもの意見を尊重しすぎて親が自分の意見ややり方に自信を失ってしまっているケースも多く見受けられます。
あるママ友が「子どもが歯ブラシを嫌がっていて毎朝苦痛!!朝は時間がないから余計にイライラしてしまう。それで、出勤途中のチャイルドシートに歯ブラシを咥えたまま座らせているんだけど、意味ないよね~。はぁーーーー(ため息)。」と嘆いていました。
この話を私の母(現役保育士)に話すと、「やらないよりはマシ。」と一言。
ははは・・・(笑)確かに!!
出来ていない所、十分じゃない所ばかりみるんじゃなくて、できているところ「やらないよりはマシ」と自分で思えるようになったらかなり子育てって楽になるんじゃないか。
この時気づきました。
お母さんって、子どものために子どもにとって良い環境で子育てをしようと頑張ってしまってついつい思い通りにいかないことに腹を立てがちになってしまうことも。そんな時はぜひ「やらないよりはマシ」と、一呼吸おいてやっている自分をまず認めてあげてほしいと思います。
こう言ってしまうと 『子育てに手を抜いている!』というお叱りの声が聞こえてきそう…とビビっている私もまだまだ『下を見る』ことに不馴れな証拠なのかも。
理想としては『下を見て』いるつもりがなくても今できていることに満足できれば、自分で自分の首を絞めなくて良くなるのかもなんて思います。
そして、これって夫婦関係でもおんなじことが言えるんじゃないのかと。
パートナーがやってくれたことに対して、自分のやり方と違うっ!とやり直してしまうという(どっちかと言えば女性が多い)人が多いです。
またまた知り合いの60代の夫婦の話ですが、旦那さんが干してあった洗濯物の干し方が気に入らなかったのでやり直したところそれ以降旦那さんは一切洗濯物を干すことがなくなったそう。
それと『やってくれた』ということに満足できれば自然と感謝の気持ちが出てきませんか?
『もっと上を』目指すのはもちろん格好いいし成長するためには大切なことですが、柔らかぁ~い人間関係を保つためには頭の片隅に『これでOKスイッチ』を用意しておくのもいいと思いませんか??